初めて社会人を”育てる側”になる新トレーナー方向け:トレーニングのコツ

どもども。
4月になり、新社会人になった方々も多いと思います。
社会の荒波に入った新社会人の皆様、ようこそおいでまし。

そして、この桜の季節が過ぎ去ったあたりに、もう一つ新しい「新」な人たちが出てきます。
それは、会社組織の中で新しく人を育てる側に回る、「新トレーナー」。

恐らく人生の中で初めて教える側に回る人も多いんじゃないかな?と思います。
(学生時代の先輩、後輩みたいな関係やバイト等でそういう経験がある方もいるとは思います)

人を育てるということは凄く難しいです。
っていうか「お前そんな事語れるバックグラウンドあるんか!」って突っ込まれる気もします。
というのも、私もまだ社会人人生10年ちょいで、未熟者である事は事実です。

ただ、学生時代の丁稚奉公的なものからベンチャーやスタートアップ、中規模に外資系と色々な企業を経験してきました。
その中でいろんな年代のひとから教えてもらったり、今度は育てる側に回ってきたりして、色々と自分なりに整理できたものがあります。

今日はちょっとそんな事を語ってみたいと思います。


(仕事における)人を育てるとは?

まず人を育てるということ自体について。
仕事における人を育てると言うことについて、私は以下のような構成が含まれているものだと考えています。

  • その人のキャリアアップを考えてあげること
  • その人のやる気(モチベーション)アップ/維持を考えてあげること
  • その人のスキルアップを考えてあげること

まずよくある話としてスキルアップを中心に考えることが多いと思いますが、
育てる=スキルアップではなく、スキルアップは育てるという要素の一つにしかなりません。

スキルアップだけではなく、その人のモチベーションを高めて上げてやる気を作る事も重要ですし、
その人のキャリアを考えてどんなスキルがあれば良いのか考えてあげる事も重要です。

私はまずキャリアアップ、モチベーションアップがまず必要でそこからスキルアップなんじゃないかなと思ってます。
トレーナー視点ではこういう事も総合的に見て行く必要があります。

キャリアアップを一緒に考える為のコツ

じゃあまず、キャリアアップをどのように考えてあげるのがいいのか?
まず、大前提は話を聞くことだとは思います。明確にやりたい事やどういう事をしていきたいのか、そういう考えを持っている方も今は多いです。ちゃんと話を聞いて、考えを理解する所から始めましょう。

よく、短期的とか中長期的〜とか10年毎の目標を〜とか色々聞き方がありますがそれです。
どんな聞き方でも良いと思います。まずは聞いてみましょう。
出てきた内容は大事な考え方です。ちゃんとメモして、共通認識にしましょう。

で、ココで1つ大事なポイント。

育てる側(トレーナー側)もアイディアをいくつかキャリアアップの考え方を持っておくことが大事です。
というのも、意外とこれ新社会人とか若い人になると持ってない人も多いです。
「今はとりあえずがむしゃらに〜」という言葉をもらった時に、一回プランを提示してみてあげると、考えを合わせられることができます。

ちなみに私であれば、まず1番は藤原和博さんという方の考え方ですね。
もし知らない人が居たら一度見て頂くのもいいかと。

藤原和博流「100万人に1人」の存在になる方法 | 10年後、君に仕事はあるのか? | ダイヤモンド・オンライン

藤原さんは”希少性”という事を作り出すためには、「100人に1人」のスキルを何個も作ることで、100×100×100…という形で希少性を高めていく考え方を推奨しています。
1つのことを極めていきなり1万人、100万人に1人のスキルを作る事は難しいですが、100人に1人であれば少しできそうな気もしてきます。

モチベーションアップ・維持を一緒に考えるためのコツ

モチベーションアップや維持もすごく大変です。
なんせ十人十色、みんな考え方は違います。自分と同じことなんてありません。
何がモチベーションの維持につながるのか、それはきちんと理解する必要があります。

この理解の仕方ですが、私はこういう感じで理解を深めていきます。

  • 今のモチベーションを聞く
  • 何が今、モチベーションの上げ下げに関わるのかを聞く(別に仕事以外でも全然OK)
  • なにかモチベーションを上げる/下げる要因で困っている事がないか聞く

だいたいモチベーションを聞いても「まぁまぁ」とか「普通」って言ってしまうことが多いと思います。
そこで、一歩きちんと踏み込んで今のモチベーションの変化要因になるものを聞いてみることで、その人となりが見えてきます。
また、そこがわかってくるとそれを上げる為のアクションやお手伝いできることが見えてくるかと。

例)
Q. 何があったらやる気上がったり下がったりする?テンション上がるなーみたいな。
A. 仕事じゃないんですけど、週末車で遊びに行ったりするとテンション上がりますねー。
Q. おー。いいね。じゃああんまり仕事でストレス溜まったりなんかそういう事はあんまりない感じ?
A. いや、そう言われるとまぁ…会社から言われてる目標が高すぎて良くわからないまま仕事が忙しいのはちょっと嫌ですね。
 → 仕事が忙しいって事かも…しかも週末に影響与えちゃってるかも?

ポイントはきちんと話を聞いて言葉に落とす、文字に落として明確にすることです。
聞いたらちゃんと書いてあげて、相互に理解しましょう。

あ、最近話題?のモチベーションクラウドなんかもこの考えですよね。
国内初、組織改善クラウド|モチベーションクラウド

スキルアップを一緒に考えるためのコツ

スキルアップはいろんな書籍や記事が出てるので、ココで言わずもがななんですが・・・スキルアップは会社における仕事という意味では、OJTとかトレーニングとかに代表される業務を覚えてもらう所ですね。

ここは皆さん色々なやりかた、考え方があると思うのですが…私の個人的な考えは超有名ですが、山本五十六のこの言葉に詰まってます。

やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。

これシンプルですけど、凄く詰まってるんですよね。

  1. 「やってみせて」
    まずはやって欲しい事は具体的に見せる。真似てもらう所から始めよう。
  2. 「言って聞かせて」
    真似る中で裏側にあったこと、見えない所は言葉で伝えよう。
  3. 「やらせてみて」
    実際にやってみてもらう。勿論レビューしてフィードバックを。
  4. 「褒めてやらねば」
    ココまでのことをやって来てくれた事にも、できてる事にも感謝しよう。

そしてこの言葉の続きが実はさっきまで書いた「キャリアアップ」「モチベーションアップ」の内容とつながっています。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。

  1. 「話し合い」
    育てる相手と向き合い、キャリアやモチベーションについて話し合う
  2. 「耳を傾け」
    話の中で出てきた内容はきちんと聞く、必要なら明記する。
  3. 「承認し」
    その人のキャリアやモチベーションの考え方は理解・認識し、尊重しよう。
  4. 「任せてやらねば」
    その人のやりたい事、したくない事に合わせて任せよう。(必要なら手伝おう)

そして、最後の文はトレーナーに向けて語っている言葉です。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず

トレーナーは育てる相手と向き合い、ついてきてくれることに感謝と信頼をすることが大事です。
トレーナーになる人の学びはまさにこの文章にあるんじゃないのかなと思ってます。

改めて全文を記載。

山本五十六の名言より(全文)


やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず。

http://earth-words.org/archives/6742

まとめ。

まぁ、こんなに偉そうに書いておきながら、私も全部できている訳じゃないんですけどね。
でもやっぱり戻るあるべきポジション、拠り所を持っているかどうかって結構大事だと思ってます。

今回書いたような考えを一つ持っていることで、初めて育てる側になった「新トレーナー」な方々の皆さんも
自信を持って、新社会人と向き合えるんじゃないかな?と思います。

ではでは、また。